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…なんかこれって、反則だとおもう。




08 オトコノコとオンナノコ





「…アンタほんとに男なの?」
「それはどういう意味なのかな早紀ちゃん」
「だって、ちびだし」
「いや150aの早紀ちゃんよりは大きいよ」
「うっさい。…料理うまいし」
「うんそれはみとめる」
「…。へたれだし」
「どうして?」
「だって、彼女と一緒に居たって手すら握ってこないじゃないの」
「えー?俺はこれでも十分愛情表現をこめて接してるのに」
「………だからこの小動物みたいな扱いはやめてよねっ」
「えー?」
「いちいち伸ばさな…っ…」
「これでご満足?早紀ちゃん」
「なっなっ馬鹿っいきなりなにすんのよっ!!」
「いやーへたれじゃないことを証明しようかと」
「…なぜそこで押し倒すっはーなーせーっ」
「なんだよ。早紀ちゃんから誘ってきたんでショ」
「誘ってないっちょっとなんでいきなり優位そうにしてるのよっ」
「俺だってオトコだもの。早紀ちゃんはオンナ。Do you understand?」

「うううーっ」
「さ、大人しくしてね?お姫サマ」


*******
あえて描写なしの会話文。
知りたくなかったへたれな彼氏の素顔。
…ただの馬鹿ップル劇場でした。



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