『白祓祭』
古より続くこの祭りは山の神を迎えるもの。
山の神に奉納されるのは神代家と東海家より選ばれた、二人の舞い手による秘の神楽である。
生まれおちてより一族中から忌み嫌われ、それでも役目を全うすると誓った神代本家の少女。
海神の力を宿し操る術を持って生まれ、すべてを断ち切ると心に定めた東海本家の少年。
神の杜-夢色哀歌-
わたくしは、あの方を愛していた。ただそれだけだった。それしか望まなかった。
08/1.19.作:小春
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